どっちが小さい?
下の写真の型がほぼ同じ2足のブーツ、どちらのサイズが小さいでしょうか? ラングはショートカフになっているのでインナーは低くなっています。
正解はロシニョールです、それもラングよりも2サイズも小さいモノです。幅はそれほど変わらないのですが(ロシニョールの方が実は広い)、ソール長は2cm違います。シェル加工によって足型に合わせ、ご覧の様な少し太目のブーツになっています。
人によっては足長に対し足囲が広く、幅いわゆるラストが狭いものに合わない方がいます。特に日本人は前足部が広い方が多く、選手用と言われるモデルに合う方は、殆どいません。でも性能、足長・カカトまわりのフィツト感を考慮し、幅が合わないシェルを選ばれます。その為、そのままでは使用する事は足にストレスになり、滑りの動きにとっても良くありません。
そこでブーツチューンです。シェルの性能を損なわない様に、シェル加工によって足にストレスなくフィットさせる事はある程度可能です。ただし当る所を出せば良いというモノではなく、足のセンターとブーツのセンターを合わせる事が重要です。センターを中心に内側に○○mm、外側に○○mmという様に作業を行っていきます。そうしないと当り出しをする事でセンターがもっとズレてくる事にもなりますし、同じ所が再度当る事も少なくありません。チューンする事で、足にフィットするのは勿論ですが、センターが合う事で滑りの動きが変わって来ます。あとブーツの中で足の指が伸び指が使えるかも、滑りにとっては重要です。欧米人と足型が違う日本人は、ほとんどのブーツが親指のスペースがありません。
皆さんも、ご自分のブーツをチェックしてみてはいかがですか?
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